委任状は、特定の手続きや契約を第三者に任せる際に必要な書類です。
しかし、内容や形式に不備があると、思わぬトラブルに発展することもあるため、注意しましょう。
今回は、委任状を作成する際の注意点について解説します。
▼委任状作成時の注意点
■委任事項を限定する
委任状には、代理人に何を任せるのかを明確に記載することが重要です。
曖昧に書くと「代理人が広範な権限を持っている」と解釈され、本人が意図していない行動を取られる恐れがあります。
具体的な委任事項を明記することで、権限の乱用を防げるでしょう。
■日付を記載する
委任状には、必ず作成日や委任開始日などの日付を記入しましょう。
年月日を明記することで、代理人の権限がいつから有効であったのかを証明できます。
不動産売買のように高額な取引では、日付の有無が契約の有効性に大きく影響するため、忘れず記載しましょう。
■捨印を押印しない
捨印とは、将来的に委任状の内容を訂正する場合に備えて、あらかじめ余白に押しておく印のことです。
捨印があると、代理人によって勝手に委任内容を書き換えられる恐れがあります。
トラブル防止のためにも捨印は押さず、変更がある場合は新たに委任状を作成しましょう。
▼まとめ
委任状を作成する際は、委任事項を限定する・日付を明記する・捨印は避けるなどに注意が必要です。
不要なトラブルを回避するためにも、これらのポイントを押さえたうえで作成しましょう。
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